福田真理先生がナビゲート!アーユルヴェーダ×ヨガを大特集

福田真理がナビゲート!アーユルヴェーダとヨガについて解説

 更新日:2020年2月27日 

福田真理先生がナビゲート!アーユルヴェーダ×ヨガを大特集東京ヨガウェア2.0通販サイトでご好評いただいております不定期刊行の「ショッピングファイル」という最新情報パンフレットはもうご存知でしょうか?こちらのパンフレットはご購入いただきましたお客様に商品と一緒にお届けさせていただいております。毎回ヨガウェアファッションの最新情報や、ヨガマットについて、新着ブランド案内などなど、皆様にお役立ちいただけるコンテンツを各季節に併せてお届けさせていただいております。その中でも、人気のアーユルヴェーダについてのコンテンツをWEBサイトでもまとめてお届け。見逃した情報や最新案内もこちらで発信していきます。

 

そして、そのアーユルヴェーダヨガコンテンツを監修してくれたのが、わたしたちのグループサイト「ヨガジェネレーション」でも活躍中のアーユルヴェーダ界のオーソリティ”福田真理(ふくだまり)”先生。そんな真理先生にアーユルヴェーダとはそもそも何なのか?私たちの生活の中に活用できる方法は?ヨガと一緒にとらえるには?などなど多岐にわたりいろいろと聞いてみました。

福田真理プロフィール

福田真理先生がナビゲート!アーユルヴェーダ×ヨガを大特集東京生まれフロリダ育ち。外資系会社に勤めていた会社員時代にヨガに出会う。退職後、ヨガの知識を更に深めるためアリゾナ州・セドナにて、アーユルヴェーダの哲学と教えにフォーカスしたTTを受講。そのトレーニングで、身体の理解を深めつつ、自然療法に基づいた医学にも惹かれ始める。トレーニング終了後、 世界的に著名なアーユルヴェーダの名医で、アーユルヴェーダを初めて欧米に紹介した、Dr. Vasant Lad|ドクター、ヴァサント・ラッド師と出会い、彼が校長を務める、米ニューメキシコ州のThe Ayurvedic Instituteで、一貫した教育と監督を授かる幸運に恵まれ、2年間のうちに1,200時間以上の研究とトレーニングを修了する。数々の著名人がDr. ラッド博士の元で勉強した中で唯一日本人として米国ナショナル・アーユルヴェーディック・メディカル協会(NAMA)のプロフェッショナル・プラクティショナーの認定も受けている。
全国各地でアーユルヴェーダの講義とヨガを指導しながら、主宰を務めるAcademy of Ayurvedaではプラクティショナー育成プログラムとプライベートカウンセリングも行っている。カウンセリング時には、ジョーティッシュ(インド占星術)やインド手相学なども取り入れながら、個々の状態を体質のみならず精神面などあらゆる角度から診断している。ヨガの指導は、アーユルヴェーダに基づいたハタヨガ、マルマヨガ、骨盤底(ペルヴィックフロア)の働きに特化したペルヴィックフロアヨガ セラピストとしても認定されている。女性の健康問題について専門としており、アーユルヴェーダを通してホルモンバランスの乱れ、抱え込みやすいストレス解消法や不妊症等についてもアドバイスをしている。


アーユルヴェーダって?ヨガとの関係は?

アーユルヴェーダって?ヨガとの関係は?アーユルヴェーダとは、5000年以上前にインドで生まれた世界最古の予防医学のひとつ。体質に合わせた食事、運動をしていくというのがアーユルヴェーダの考え方。西洋医学や様々な健康法が発達した現代だからこそ、本当に自分に合う方法を選ぶ必要性に迫られています。身体に良いと言われる食事法や健康法も、その人の体質によっては必ずしも良いとは限らないのです。そしてヨガとアーユルヴェーダは実は姉妹科学。哲学や教えにも共通点が多くあります。その理由はアーユルヴェーダが「一生健康にヨガを続けるための土台を作る予防医学」でもあること。古くからヨガの練習者たちがアーユルヴェーダを取り入れてきました。確かにヨガは心身に癒しを与えてくれますが、ヨガをするためにもある程度自由に動かせる身体であることが大事ですよね。

アーユルヴェーダにおける五大要素

福田真理先生がナビゲート!アーユルヴェーダ×ヨガを大特集
アーユルヴェーダは、約5000年以上も前から存在する伝統的なホリスティック医学であり、世界三大医学のひとつ。サンスクリット語のアーユス(生命)とヴェーダ (科学) という言葉が組合わされて「アーユルヴェーダ(生命の科学)」と言います。世の中のあらゆる事象は「空、地、水、火、風」という5つの要素から成り立っているという考えがあります。この5つの要素をインドでは「パンチャマ・ハブータス」、仏教では「五大元素」と表現していますが、どちらも自然界からの知恵を大切にする教えです。宇宙も人類も全てこの5大元素(空・風・火・水・地)で成り立っていると言われており、これらの5元素の組み合わせからできる「ドーシャ」と呼ばれる生体エネルギーが全ての物質にも存在していると考えます。しかし心の健康なくして体の健康はあり得ません。アーユルヴェーダでは心の状態を第一とし、心身の相互関係を最重要視しています。

アーユルヴェーダ的体質診断「ドーシャ」って?

アーユルヴェーダにおける五大要素
「ドーシャ」とは、体を構成している基本組織のこと。ドーシャには「風=ヴァータ」「火=ピッタ」「水=カファ」の3種類があり、これを「トリ・ドーシャ」と呼びます。※「トリ」は3の意味。トリ・ドーシャ(3つのドーシャ)は、上図の3つから構成されています。

これらは私たちの体を構成している基本組織であり、受精した時に両親から受け継がれるドーシャの割合によって決まる、いわゆるDNAのようなものです。両親の持って生まれたドーシャと、その時に乱れているドーシャにより異なるため、同じ体質を持っている人はいません。アーユルヴェーダでは、このドーシャのバランスが崩れることで病気になると考え、逆にドーシャバランスが整うことで健康になるということを根本理論としています。どんな方も3つドーシャを持っているのですが、一人一人優位なドーシャが異なり、どのドーシャが優位かによって個人の体質の違いになっているのです。

ちなみに、よく「私のドーシャは○○」、「私は○○ドーシャだから?」という話を聞いたことがある方もいらっしゃると思いますが、これは、3つあるドーシャのうちのどれかが優勢しているという意味で、そのドーシャが最も影響を受けている、という意味になります。複数のドーシャの値が高い場合や合計の値が近い場合は、2つ、または3つのドーシャの複合型になります。

実際にあなたのドーシャをチェックしよう

まずは、自分がどのエネルギーが優位に立っているのか、自分の身体的・心理的特徴を知りましょう。チェックリストのドーシャ体質別の当てはまる項目にチェックを入れましょう(複数該当可)。チェックした合計の数で一番多いドーシャがあなたの体質の傾向を表しています。2つ以上の場合はそれぞれの特徴を組み合わせたタイプになります。あくまで簡易的なドーシャ体質診断ですのであまり考えすぎず直感的にお答えください。
<下記の画像をクリックするとPDFファイルをダウンロードできます>


アーユルヴェーダ・ドーシャ診断チェックリスト

こちらのチェックリストで各項目に該当した数を計算してみてください。一番数が多かったものが今のあなたの優勢なドーシャとなります。各合計が平均的になった場合は、あなたの特徴に一番当てはまると思うものを参考にしてみてください。また、ドーシャバランスは季節や年齢によっても変化することがあるので、定期的なチェックがおすすめですよ。

ヴァータ体質のあなた

ヴァータ体質のあなた

ヴァータの代表的な特徴は“アンバランス”なところ。体のイメージではで胸板も薄い感じです。変化が好きでたくさんの事に興味を持つところや、好奇心旺盛で新しい事を積極的に始めますが飽きっぽいところがああります。フットワークが軽く、行動力があるけれどスタミナがあまりないので消耗しやすい。気まぐれ屋さんで考えがコロコロ変わったりするところや優柔不断なところもヴァータのバランスが崩れると目立ちます。
柔軟性があり、新しい環境や人と打ち解けるのが早いけれど、実は変化に非常に敏感なため、知らないうちにストレスを溜め込みがちなところがあります。ヴァータはとにかく“アンバランス”で、忙しかったり落ち込むと、食欲がなくなったり食べること自体を忘れてしまったりと不規則になりがちです。

ヴァータ体質の方にオススメのワンポイントアドバイス

■ オススメのアロマオイル

アーユルヴェーダ・ヴァータ体質のあなたにオススメなアロマは?
オススメのアロマは、、、ずばり
サンダルウッド
バランスが崩れると出やすい憂鬱な気持ちや無気力、不安定な気持ちを和らげてくれる効果があります。

■ 食事について

潤いが必要なので温かくて水分と油分が多いものをとりましょう。温かいスープなどがおすすめですよ。

■ ヴァータ体質の方向けオススメなヨガフロー


ピッタ体質のあなた

ピッタ体質のあなた

ピッタはバランスが良く、筋肉が付きやすく柔軟な体な人が特徴です。代表的な特徴は“燃えている”ところ。食欲も旺盛で消化力も高いです。チャレンジ精神旺盛で強い精神面を持っているので、ちょっとの事では諦めず、体調が少し悪くても「自分は出来るんだ!」と思い頑張り過ぎてしまいがちですが、実はとてもデリケートなので気がついたら大きな病気をして、また自分を追い込んでしまう傾向があります。ピッタのバランスが乱れると、批判的で他の意見に対して聞く耳を持たなかったり喧嘩っ早くなり人と揉めたりしがちです。
また、ピッタの代表的な特徴は、何かに対して強いこだわりがあるため、神経質になったり、自分や他人に対してもちょっとした失敗が許せなかったりします。

ピッタ体質の方にオススメのワンポイントアドバイス

■ オススメのアロマオイル

アーユルヴェーダ・ピッタ体質のあなたにオススメなアロマは?
オススメのアロマは、、、ずばり
ミント
怒りや興奮をおさめる効果が期待できます。花粉症シーズンなどの時の症状緩和にもおすすめです。

■ 食事について

消化能力が強いため食事の量が多くなりがちです。食べる量を調節し、酸味や辛いものを控えるようにしましょう。

■ ピッタ体質の方向けオススメなヨガフロー


カファ体質のあなた

カファ体質のあなた

カファは、がっしりしていて骨太です。ゆっくり、のんびりしているので、動作も話し方も全ておっとりしています。とても愛情深く献身的なので、信頼している人に対して優しく、その人にために尽くします。争いごとが苦手で平和主義なので誰からも好かれるタイプです。
忍耐力があるので、どんなに辛くても目標を達成するまで粘り強くコツコツとやり遂げます。とても穏やかで“安定している”カファは、バランスが崩れると思考が鈍くなり頑固になりがち。また、無気力になり、何事も楽な方を選ぶ傾向があります。 ヴァータタイプとは真逆で、新しい事や変化をあまり好まないタイプでもあります。また、過去の経験を長い間根に持ったり、貪欲や愛欲に溺れたりなんて事もあります。

カファ体質の方にオススメのワンポイントアドバイス

■ オススメのアロマオイル

アーユルヴェーダ・ヴァータ体質のあなたにオススメなアロマは?
オススメのアロマは、、、ずばり
ユーカリ
バランスが崩れ、頭がぼーっとしてしまう時など、頭をスッキリとさせ、心身をリフレッシュさせてくれます。

■ 食事について

カファは重くなりがちなので、炭水化物を抜いたり無理がない程度で空腹になるまで食事を控えてあげるのもいいでしょう。

■ カファ体質の方向けオススメなヨガフロー


どんな方でもこの3つのドーシャをそもそも持ち合わせていて、その季節、年齢などによっても変化はしやすいもの。今の自分をその時のタイミングで診断して一番近いもので分析してあげてくださいね。

 

番外編|ちょっと一息・福田真理インド滞在記

福田真理|アーユルヴェーダ・インド滞在記

アーユルヴェーダとヨガ発祥の地とも言われている、インド。今回の旅の目的はずばり「ヴィパッサナー瞑想」。ヴィパッサナーとはサンスクリット語で物事をありのままに見る、という意味があり、ブッダが2500年前に再発見した瞑想法で、生涯継続していたといわれています。1年の終わりに、日々のパターン化された思考や行動など、あらゆる欲望を見つめ浄化する。自身を労う「マインドフルネス」な旅についてお話を伺いました!

滞在していたのはインド北部の山奥にある瞑想センター。(写真❶)
外部との連絡手段を一切断ち、ただ自分自身を見つめる時間を静かに過ごしました。1日12.5時間、睡眠時間を含めると19.5時間も目を閉じていたんです。普段、自分をどれだけ労っていなかったのか身をもって実感しました。

牛の誘導をしていた現地の少女とも写真を撮りましたよ。(写真❷)
インドでは普通に道端を歩いている牛。牛のペースに合わせてゆったり歩いたりしました。スピーディーな日本とは違ってゆっくり時間が流れています。


車道にもラクダやゾウ、馬、牛などがいます。(写真❸)
車と並んで悠々と荷物を運んでいても誰かがイライラすることはありません。人間のように他者と比較することがないから、威嚇したり争いもなくみんな自由。人間もそうであったら、争いがなくなるんだろうなと思います。


写真映えする!と今女子から人気急上昇中の観光地(写真❹)
瞑想センターでの滞在を終え、数日だけ観光もしました。赤砂岩でできた建造物の数々から「ピンクシティ」とも呼ばれるジャイプール。


インド料理レストランなどでも目にする「フェンネル」(写真❺)

インドでの食事で関心したのは現地に根付いている食文化。日本でもインド料理屋さんで見かける“フェンネル”は食用や薬用に広く利用されてきたハーブの一種で、消化力を高める効果があります。当たり前のように食後に食べられていて、これには「さすが」と感心してしまいました。

インドは本当の意味で五感を休める場所。他者と比較せず、自分の時間を大切に過ごす。簡単そうに聞こえますが、現代に生きる私たちにとってはとても難しいことです。だからこそ緩む時間や自分を労う時間を作ってバランスを取るのです。

私は普段やりたいことが多くて頭の中が忙しくなりがちですが、今回の旅を通して、まずは目の前にある状況と関係に感謝しながら一つ一つ取り組んで、マインドフルネスな1年を過ごしたいと思いました。今度はこの経験をより多くの人にヨガとアーユルヴェーダを通して伝えていきますね。